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最後の洗礼

パリについた
朝の9時
審査らしい審査はとくになくあっさり入国
あれほど苦労した出国のチケットはなんだったんだろう。。。


バッグもかなり信用してなかったけど
無事届いた



こっから宿探して
とりあえず予約してしまったバスのことをどうにかしないと


パリは彼女とまたくる予定で
そのときにゆっくり観光したい
今回パリ行きのチケットが安かったから来ただけだから
こんな物価の高いところにいるよりかはベルギーのほうへと向かって生きたい



まあ
とりあえずめぼしをつけておいた宿へ向かうことにした


ヨーロッパはガンガンWIFIとん出るだろうし
なんだかんだ観光は整備されてて旅がしやすい

そんな思い込みをしてた


空港から市内もいくつか行き方があるけど
なんとなく調べていた方法で別にいけると思ってた



この
「なんとなく」のせいであとでめちゃめちゃ苦労した




バスに乗っていったんだけど
バスがどこにおりるかわかんない
チケットカウンターで市内までと言って買ったのに
なんか表示されてる金額と違う料金でしかもチケット2枚


うーん
やばいな、意味がわかんない



とりあえずバスにのってみんながおりるところで降りようと思った




みんなが降りたところで降りたけど中心地から遠い。。。
空港にあった市内のマップはなんかみずらかったけど
なんとか現在地を把握してめぼしをつけていた宿まで市内を南から北へ縦断することにした


市バスなんてどう走ってるかわかんないのに乗りたくないし
メトロなんて入り組んでるだろうから乗るのが怖い
タクシーは料金的に最初から選択肢にない


やっぱ信用できるのは足だな
ドラマでもベテラン刑事が言ってた気がするし



それに
今回の旅から登場の秘密兵器のおかげで俺は調子にのっていた

それはキャリー付バッグ
あんだけ重いバックパックに見切りをつけて
NZでキャリー付バッグに鞍替えしてた



だから
ちょっとくらい歩く距離が長くたって余裕だった
天気もいいし
ちょうどいい運動だと思って歩き出した

R0012408.jpg






っていっても
空港にあった地図はホント使えなくて
思ったより距離があった


歩くこと1時間
遠めにエッフェル塔を眺めつつ

R0012405.jpg

セーヌ川を渡り

R0012403.jpg

オペラ座をとおりかかったときだった

R0012411.jpg



天気のいい金曜日の午後だったからか
市内の中心はすごい人で
結構歩くのにも苦労する感じだった
左手でキャリーを引き
右手に地図をもち
リュックとミニショルダーバッグという
さっきつきました、みたいな旅行者は絶好のカモに見えたに違いない


いきなり前方から
署名おねがいしまーす

みたいなノリでボードを持った人たちがきて
いや、しねーし
と思いながら通り過ぎようとすると
向こうはそのままの勢いでわーと囲んできた
肩を組んできて、

中国のなんとかなんとか
とか言ってる


なんだこいつら?なんだこのノリ!?


とおもったけど
署名とかしないし、NO!っていったら
あっさり引き下がって通り過ぎてった



なんだあれは

と思っただけで
そのまま歩いていったけど
ふと見ると





ショルダーバッグが空いてる。。。






中身を見る
財布がない!


ポケットに手を回すと
財布はポケットにいれてた

じゃあ
ここには何をいれてる?


このショルダーバッグは
すぐに出せる大切なものをいれてる
移動のときは自分の前にもってきてるから安全だし出し入れがしやすい



さっき入国したばかりの俺が入れてるのはもちろんパスポート
あとアイポッドも入れてた




マジかよーー


イヤホンがみえた

アイポッドはある


でも


パスポートがない!!!!!!!!!!!!!






一瞬の間にいろんなことが頭をよぎる


再発行ってどうするんだっけ
手続きめんどくさそう

ってかいままでのスタンプが


写真とかとるとこあるのかな
大使館探さなきゃ


日にちかかるのかな
じゃあそれまでここにいなきゃいけないじゃん


警察へ行くのか

ってかこんな昼間の街中でこんな風にパスポートって盗まれるんだ

これがスリってやつかー


ってことを思いながら



気づいたときには走ってた



もう顔なんか覚えてなかったけど


ちょっと待てよ!
パスポート出せよ!

って署名野郎たちに食ってかかった

でも
顔をみるとこいつらじゃなかった気がする。。。



向こうは
は?何のこと?


なんていってくる


やべー
絶対的不利…



パスポートだよ!
どこよ?


ここから盗っただろ!


ってバッグを前に出すと



パスポートここにあるじゃないのー?



なんて
適当に言ってくる



あーーーー!!!!
むかつく!!!!!


泣きそうになりながら
どうでもいいから今目の前のやつを殴ってすべてが丸く収まればいいのに
と思いながら


どこにあんのよ!?


というと


ここでしょー?


なんていってくる




だから


ここのどこ…に…








あった。





you are crazy



なんて言いつつそいつらは去っていった


んでも
そんなことはどうでもよくて
パスポートがあったことに安心した


とにかく安心した


そこにへたれこんでしまいそうなくらいに






いくつかあった航空券と印刷したバスチケットの隙間にパスポートがあった
気が動転しててみえなかったらしい




後で考えたら
向こうとしてもパスポートとってもめんどくさいから
単純に金目のものを狙ってただけか


あんだけモメに揉めたバスチケットを印刷した紙が守ってくれてたのか


なにはともあれ何も盗まれていないようだった




それにしもパリ恐ろしすぎる


こんな昼間の人通りが多いところで
こんな風に
こんな簡単にかばんて空けられちゃうんだ


しかも自分の体の前においてるから大丈夫と思ってたやつなのに




マジで危ない




それから
歩けど歩けど宿はみつからないし


ってかなんとなく調べただけで
肝心の住所控えてなかったし(俺アホ!)
パリは小道がホントに多くて道が全然わからん


他の町はある程度計画的に立てられてるから碁盤目状に道ができてるところが多いけど
ここは都市計画以前にすでに存在してた町だからなのか
とりあえず小道の入り組み具合が半端ないし
ストリートの名前も道が交差するところに書いてない
あと
ストリートの名前が読めない
それに
空港の地図は簡易的なもので小道がかなり省略されてる





途方にくれてると

ブックオフを発見した




これはもしや。。。




と思い中をのぞくと
日本語の本がズラリ!



絶対店員日本人だ!


交番に駆け込む被害者ばりに中に飛び込み
日本語で話しかけてみる



あのー、すいません



はい



日本人だ!



そこでホテルの場所を聞こうとすると
名前だけじゃわからないということ

まあ
そりゃそうだ。。


でも
ツーリストインフォの場所を教えてもらった



客でもなんでもないのに嫌な顔せず対応してくれた店員さんにマジ感謝しつつ
これから一生本を売るならブックオフにしようと誓いながら
インフォへ向かった



店員さんの丁寧な説明で1回しか迷わずたどりつき
さすがインフォの人ってことで
名前だけで場所をしっていて
どうやら宿にたどりついた




そこから3回くらい迷って
なんとかかんとかたどりついた宿



これで部屋がないって言われたら旅辞めようと思って聞いてみると部屋もあった
ただし今日だけ
明日は満室


まあ
とりあえず今日はもう何もしたくない


バスのこととかはあとで考えればいいからとにかく俺を部屋にいれてくれー!
あとレジの横のコーラを飲みたい
ってことしか頭になかった






オークランドをでて44時間後
ようやく安息の場所を確保できた

R0012427.jpg








それにしてもスリにはマジでびびった
まさか自分が
まさかあんなふうに


その後しばらくトラウマになってしまった
というか今もそう


人が近づいてくるだけでなんか盗られるんじゃないかって思ってしまう


あんなやり方されたら間違いなく盗られる
鍵かける以外防ぎようがない



まあ
結果的に何も盗られなかったし
警戒心だけは植えつけられたから最高の形になったけれど

旅の再開からいきなりツキまくってるな~


あんだけむかついたバスチケットも
パスポートを守るためだったんだろう


いやー
ツイてる




にしても
旅っていろいろ大変だ


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No title

スリの件今初めて知った!
いやあ、パリはやっぱりそうなんだね。
ちなみにパリで一番ヤバいのはメトロの中だそうな。

俺も再開した時を想像すると前に一歩進めようとする足が止まる。

Re: No title

いや、まじびびったよ。
真昼間の人通りも多いところだったからね
ランも気をつけて。
南米はパワー系でくるから、どうしようもないかもしれんけど。。。

お互い安全第一で旅しましょう


> スリの件今初めて知った!
> いやあ、パリはやっぱりそうなんだね。
> ちなみにパリで一番ヤバいのはメトロの中だそうな。
>
> 俺も再開した時を想像すると前に一歩進めようとする足が止まる。
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Profile
    2009年3月に世界一周へ出発したはずが
    ワーホリしたり、語学学校で英語勉強したりしてる間に恋したり
    結局旅は中断。
    それ以降も
    不法就労したり、人体実験したりと
    しぶとく生き抜き
    2011年10月にようやく旅を再開。
    12月からは愛する彼女と2人旅に。

    人と関わるよりも、一人で妄想する方が好きで
    冒険心よりも、保守的思考が強く
    どちらかというと旅よりもインドアで待ったりという方が好きだけど
    それが自分の旅のスタンスでありスタイル

    どこに行って何を見たかよりも

    何を思い、どう動いたのか
    そしてその結果
    どんな言葉に出会えたか

    今は言葉に出会うために旅してます

I.G.・LANの日記
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