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未知への恐怖





彼女と合流して1ヶ月

この一ヶ月ヨーロッパの各国を旅して
一人でいたときよりも何倍も楽しい時間をすごせた



バスは快適だし
宿はいろいろな条件のものがあるけれど
おおむね快適で
どこでもネットはつかえるし
ベッドは大体きれいだし
お湯はでるし
コーヒーのみ放題なんてところもある


予約して場所をあらかじめ調べておけば
多少迷うことはあってもほぼ間違いなくたどりつける


移動だって
電車だろうとバスだろうと
ほぼ時間通りに出発して大体予定されている時間に到着する


値段だって定価で
買う場所によっては代理店にマージンを取られたりすることはあっても
ぼったくられる心配はないし
変なところでおろされる心配もない




そんな快適で整備されたヨーロッパを離れる日がやってきた
ギリシャを発ちいよいよ中東のトルコへ

トルコに数日滞在したあとはドバイへとび
そこからはついにアフリカへ
エチオピアのアジスアベバへと飛ぶ










アフリカ










もっともどんなところなのか想像できない大陸
俺にとったはそんな印象がある土地









ついにこの日がやってきた
ついにこの時がやってきてしまった






犯罪に感染症に発展途上の国々



大げさだと思うけど

世界一周の中でもっとも死ねる確率が高い大陸だと思う


死ぬっていうのは大げさだとしても


大小さまざまな犯罪の被害になる確率は
格段にあがると思う





アフリカという未知な土地



それに対する恐怖を「知る」ということで克服しようとしてきた

NZにいる時から
一時図書館にこもってロンプラを読みあさった


いろんな人のブログを読んでみたりと
ネットで情報をみてみたりした





でも
知っても知っても
決してそれは克服されることはなかった




旅そのものがそうだと思うんだけど

何が起こるかわからない



だから
それを楽しんだらいいと思うし

未知への好奇心でわくわくしたらいいと思う



でも
何度そう思おうとしても
いつの間にか恐れに支配されてる




ヨーロッパは
良い意味でも悪い意味で
整備されているから
ほとんどすべてのことをコントロールしながら
快適に過ごせる



それとはまったく違った次元のものになると思う



まったく自分のコントロールが及ばなくなり
状況や環境に左右される


結局は影響の輪の中心にある
自分自身の思考や感情や行動しかコントロールできない

一番シンプルなところを鍛えていくことになるだろうと思う





最初にいくエチオピアは
俺が行くアフリカの国の中でももっともタフな国の1つ


たいした距離でもない長距離バスが
乗車時間2日という記述


プリントミスかと思いきや
実際2日かかるらしい


道が悪いのと灯りがないからというので
夜の運行が禁止されてる


それに何度もパンクしたり車のメンテナンスで止まるから
全然進まないらしい


さらに



チケットは前日に買えるのに
バスの席は早いもの順

バスターミナルは開門1時間前から人だかりができて
開門と同時に目的のバスへとみんな走っていく


席が確保できなければ翌日のバスを待たなければならないらしい





という素敵な感じ




スリの多さも半端じゃないし
ほとんどの街で日没のあと外を歩くことは控える控える必要がある

宿においてある荷物だって
日本で路上においておくより危険


WiFiなんて余裕でないし
むしろ停電、断水だってしょっちゅう


ぼったくりだって無茶無茶多いらしいし
客引きもすごいらしい

しかも
東南アジアなんてかわいいもんだと思う
実際あれよりもしつこい客引きが
体がでかい黒人がやってきたらこえーし





ヨーロッパでもスリ未遂とかはけっこうあるけれど
実際スリって財布とられたら本気やばい


クレジットカードにキャッシュカードがなくなったら
どうするんだろう?


それに貴重品盗まれたら。。


パスポートもそうだし
黄熱病予防接種の証明書だって
それがないとどうしうようもできないし



パソコンだってカメラだってアイポッドだって
なくても旅はできるけど盗まれたくないし







バックパックからキャリーがついてるバッグに変えたけど
アフリカじゃあ道が悪くて背負うことになるのかなー

移動のときに
ミニバスの上に荷物でくくりつけるなんていう載せ方してたら
壊れちゃいそうだし

そのバッグ壊れたら凹むなー



マラリアだってベッドバグだって気をつけなきゃいけないから
熱くても長袖長ズボンで寝なきゃいけないし


シャワーだって好きにあびられるわけじゃないし





昼間そとを歩くときだって
カメラぶら下げてたら危ないってとこだってあるけど
かといって宿においてたって
宿のやつらが盗もうとしてくるから
じゃあどーすりゃいいの!?って感じだし








知らないなら知らないで道の恐怖があって
知ったところでそれを防ぐ完璧な方法があるわけでもない





だったらアフリカなんて行くのやめようかって何度も思ったけど
それでもここでアフリカいかないなんてカッコ悪すぎる
女一人で縦断しちゃう人だっているんだし





彼女と話してても
最近はやたら

アフリカいったらどうだ
とか
エチオピアのバスではどうだ
とか
物盗まれたくないなー
とか

まるでとりつかれたかのようなネガティブ発言を繰り返してる





たぶん1つ1つ整理していったら
たいしたことじゃないんだろうし
今心配してる多くのことは
たとえ起きたとしても乗り越えられるものだと思うけれど



頭ではわかってはいるけれど





いつの間にかまた恐れの中に自分がいる








相当ビビリなんだと思われる
相当心配性なんだろうと思う









まだ自分でも
自分がもうすぐアフリカに行くんだってことが信じられない


どんなところで
どんなことが起こるんだろうか
予想はつかない




無事縦断できるだろうか





いろいろと不安だらけだけど

予定では3月中旬から下旬

何事もなく無事に
南アフリカのケープタウンにたどり着けたらいいなって思う


そして
そのときに


こんなに不安だったけど
行ってみたらそんなことなかったな
って思って
案外アフリカって楽しいジャンって思えてて

ビビリながらもやりとげたことへの達成感と
今後につながる自信がついたらいいな





にしても

アフリカこえーわ

チケットただでキャンセルできますよ
っていわれたら考えてしまうかもしれない

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Profile
    2009年3月に世界一周へ出発したはずが
    ワーホリしたり、語学学校で英語勉強したりしてる間に恋したり
    結局旅は中断。
    それ以降も
    不法就労したり、人体実験したりと
    しぶとく生き抜き
    2011年10月にようやく旅を再開。
    12月からは愛する彼女と2人旅に。

    人と関わるよりも、一人で妄想する方が好きで
    冒険心よりも、保守的思考が強く
    どちらかというと旅よりもインドアで待ったりという方が好きだけど
    それが自分の旅のスタンスでありスタイル

    どこに行って何を見たかよりも

    何を思い、どう動いたのか
    そしてその結果
    どんな言葉に出会えたか

    今は言葉に出会うために旅してます

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